イノベーションリーダー、専門知識と企業価値で注目の的に

フロニウス、日本での技術革新に全力を注ぐ

4月24日から27日まで開催された国際ウエルディングショー2024において、フロニウス・ジャパンは「人」とそのスキルや能力に焦点を当てたソリューションを発表しました。溶接技術のイノベーションリーダーであるフロニウスは、そのハイエンドなソリューションで日本の多くの来場者に感銘を与えただけでなく、初めて自社展示ブースを出展しました。

「Weldbeingウェルドビーイング： 人・文化・技術をつなぐ溶接・接合・切断の新潮流」をモットーに、8年ぶりに大阪で国際ウエルディングショーは開催されました。フロニウス・ジャパンは本モットーに共感し、この展示会で熟練工の不足と資源の効率化に対するソリューションを紹介致しました。フロニウスのハイエンド溶接システムは、完璧な溶接シームを実現するために必要な技術をすべて備えています。とはいえ、溶接スペシャリストが高水準の溶接を習得し、再加工の必要性や不合格品の発生を最小にするには健全なトレーニングが必須です。手溶接及び自動生産ラインにおいて、この時間と貴重なリソースを節約する最大の鍵がここにあります。

WeldCube Navigatorによる溶接プロセスの標準化
確立したトレーニングに加え、標準化は全構成部品の品質を保証するのに必須です。WeldCube Navigatorソフトウェアにより、フロニウスは作業指示を標準化し、知識の伝達を簡素化するデジタルツールを手に入れました。溶接のスペシャリストは、画面上で１つずつの手順に沿った指示を受けながら作業を進めることができます。これにより、溶接の品質が向上し、習熟とトレーニングが簡単かつ迅速になります。先の展示会では、このソフトウェアのライブ・デモンストレーションが行われ、多くの来場者を魅了しました。

ライブ体験 – TIGコールドワイヤ溶接をインテリジェントにシンプルに
最新のフロニウスTIGソリューションのデモンストレーションは、間違いなく展示会のハイライトの一つでした。コールドワイヤ送給と溶接パッケージTIG DynamicWireを含むiWaveは、TIG初心者や経験の浅い方でも完璧なTIG溶接シームを作ることができます。ダイナミック・ワイヤ・コントロールは、溶接動作、トーチ位置、電流状態にワイヤ送給速度を積極的に適応させます。これにより、ユーザーはアークに完全に集中することができます。プロセスがオペレーターに適応するのであって、その逆ではありません！

CMT-Twinによる経済的な溶接
CMT-Twinにより、フロニウスは独立して動作する2つのアーク溶接プロセスを1つのプロセスに統合しました。この新しい2ワイヤ・ソリューションにより、1つのシステムで2つのコールドメタルトランスファー（CMT）プロセス、またはCMTプロセスとGMAWパルス溶接プロセスの組み合わせが可能になります。設計は2つの溶接ユニット、トーチと2つの絶縁コンタクトチューブにより構成されています。この革新的なプロセス技術により、溶接開始から最終クレーターの充填まで、極めて安定したアークが保証されます。これにより、スパッタの少ない薄板の高速溶接が可能になります。展示会では2つのステーションでCMT対応のiWaveを使ったライブ溶接が行われ、来場者にはそのメリットをご自身の目で確かめて頂きました。

独自出展として初参加
特別会場でのアディティブ・マニュファクチャリング（AM/積層造形法）分野の展示に加え、フロニウス・ジャパンのブースでもお客様に大きなご興味を持って頂きました。当社の技術的な専門知識と高いレベルのコミットメントは印象的であったと多くのお声を頂きました。ブーススタッフ全員が、製品だけでなく、フロニウスの企業価値や日本での事業展開についても、来場者に紹介しようと意欲的に取り組みました。

「海外の競合他社にとって非常に厳しい市場においても、フロニウスは、革新的なハイエンド・ソリューションに注力し、顧客との接点を強化・拡大しています。今回の展示会における来場者の好意的な反応は、特にハイエンドセグメントにおいて、より多くの顧客との関係性を育み、また、市場シェアをさらに獲得することが可能である事、また、本展示会はそのために重要な役割を果たした、というチームの信念をより強固なものにしました。」と、アジア・太平洋地区セールス・ディレクターのステファン・ラクマイアは語ります。

この戦略的なイノベーションへ注力することは、常に最高のソリューションをお客様に提供し、市場における当社の地位をさらに強化するという当社のコミットメントを強調するものです。